■■ ちいさい出版と本づくり





■■ サイズ(判型)とセットサンプル(組見本)
❖ すこし大きめサイズ、本格派のA5判
かつて学術書の定番として使われたA5判は、今では専門書だけでなく実用書や趣味の本にいたるまで、さまざまなジャンルに使われています。一般的な書店で売られているこのサイズの本は、ソフトカバーのものが多いですね。
サイズは少し大きめの「横148mm×縦210mm」。A4コピー用紙の半分サイズです。
学術書や教科書によく使われていたことからもわかるように、このサイズになると図表が入れやすく、見やすくなります。写真も大きく載せられるので、そういう材料が多い本の場合は四六判よりもA5判のほうが適していると言えます。
流通オプション対応

❖ ジャンルフリー、スタンダードな四六判
むかしから文芸書のスタンダードとしてなじみの深い「横128mm×縦188mm」のサイズで、B6判(B5コピー用紙の半分サイズ)よりもほんの少しだけ大きいです。
今もさまざまな分野の本に使用されている四六判は、すべてにおいて「ちょうどいい」のが特徴。大きすぎず小さすぎず、手に収まる感覚もいい感じです。開いたときにパッと目に入ってくる情報量も多すぎず少なすぎずで、そこそこの手応えを感じながら無理なく読むことができます。
昔はハードカバーの定番でしたが、今はソフトカバーの本もたくさんあって、池井戸潤の『ロスジェネの逆襲』『銀欲のイカロス』なども、若干の違いはありますが四六判ソフトカバーです。
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❖ 手軽さがうれしいハンディサイズの新書判
片手で読めるハンディサイズの新書判・文庫判は、気軽に持ち歩けてとても便利です。定まった決まりがないため、サイズは出版レーベルによって微妙に違いますが、コトリの新書判は「横108mm×縦173mm」としています。誰もが知っているような超大手出版社の新書も、おおむねこの辺りのサイズ感です。
内容的には、よく知られているように専門分野の概説的な本や入門書が多く、ジャンルは政治、経済、社会時評をはじめ、かなり広範囲をカバーしています。ですが文芸書に関しては、詩集や句歌集を除いて、小説やエッセイなどに使われることはほとんどありません。
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❖ いつも手元にポケットサイズの文庫判
小さい、軽い、片手で読めるポケットサイズの文庫判は、バッグに入れてもかさばらないし本当に便利ですよね。新書と同じく決まりがないためサイズは出版レーベルによって違いますが、コトリでは「横105mm×縦152mm」を採用しています。


■■ 不安なことやお困りなこと、ありませんか?

実際どんな感じになるのかイメージできないし……
実際の仕上がりをイメージしていただくために、コトリではサンプル(組見本)を公開しています。
お好みのものを選んでいただきますので、仕上がりをイメージに近づけることができます。
以前コピーで作った自作の本をきれいに作り直したいけど……
データをお持ちであればそのでデータを、データがなくても現物をお送りいただければ、それを元に選んでいただいたサンプルで作り直すことができます。
現物の状態を見たうえでお見積もりしますので、まずはご相談ください。
自費出版は高いと聞くし、終わるころには高額になっているのでは……
コトリでは標準仕様の制作費用を公開しています。
しかもご入稿いただき、仮組みを行ったうえで最終見積もりをご提示しますので、よほどの仕様変更が生じない限りは費用が跳ね上がることはありません。
WEBサイトから申し込むのは少し不安……
パソコンからのお申し込みが難しい方は、お電話でのご案内やペーパーでのお申し込みでも大丈夫です。不安のある方はオンラインでの事前相談もできますので、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
欲しい日までに出来あがるのなら……
お申し込み前にご相談いただくか、お申し込みのさいにご希望の納期をお書きいただければ、できる限り日程を調整します。
■■ 「本屋さんで作家デビュー」を実現

「いちど自分の作品を本屋さんで……」という夢を持っている人、きっと多いのでは、と思います。
自費出版であってもいくつか越えなければならないハードルがありますが、「出版したい!」という方はお申し込みのときに教えてくださいね。もちろん事前のご相談も大歓迎です。
「簡単に出版できます!」と謳うサービスには、本当に良いものがある一方で、中には微妙なケースもあるのが実際のところ。
具体的にどんなハードルがあるの?……というご質問の答えのひとつは「内容」。
それ以外は……その辺りは書きづらい面もあるので、また別のところで(あるいは個別に)お知らせしたいと思います。
■■ お手伝いできないものもあります
基本的にはどんなジャンルのものでもお受けすることができます。
ただ「内容」によってはお引き受けできないものがあります。
⑴ いたずらに他人を誹謗・中傷し、著しく名誉を傷つけるもの
⑵ 犯罪や暴力を賛美し、またはこれを助長するもの
⑶ いわゆるアダルト関係、わいせつな図画・写真を多く用いるもの
⑷ その他公序良俗に反すると思われるもの
他にこれまでお断りした例としては、「薬機法だいじょうぶ?」と心配になるような健康食品のPR本、根拠は「ない」と著者ご本人がおっしゃる「ガンが治る健康法」のススメ、どう考えてもマズい法律指南書、まるっきり嘘だらけの自伝、などがあります。
